2017年3月4日土曜日

卒業式

昨日は職場の卒業式でした。


卒業式後、体育の先生方と教官室で蕎麦を食べていたのですが、次々と卒業生が最後の挨拶に訪問して来ました。在学中は涙なんて見せたこと無かった生徒たちが、声を震わせ「今までお世話になりました」と頭を下げる。特に男子生徒は号泣しながら挨拶する子が多かったな・・・


生徒たちの涙に誘われ、居合わせた職員全てがもらい泣き。そして口々に「卒業おめでとう!」とか「今までよく頑張ったね」という声が飛ぶ。こうした光景は小さな田舎の学校ならではですね。私も心洗われる素敵なものを見せてもらいました。


私はJW2世として辛い学生時代を送ったので、いまの職に就くまで学校や教師に対するイメージは最悪でした。しかし、いざ働いてみると過去のイメージは全て吹き飛び、同業者として見る人間臭い教師像や、学校職員として生徒を見る自分に戸惑ったものです。でも、学校現場で働くことで、それまで深い闇に覆われていた「学校」へのイメージに光が射し、自分を深く傷つけた小学校時代の鎖を解き放つことができました。本当に学校で働けて良かった、この気持ちはずっと変わることがないでしょう。


自分の小学校時代を綴った古いホームページは、既に削除してしまったので読み返すことができません。ただ、それを再編集してまとめたものが、友人の川島真彩さんのホームページに体験談として掲載されています。


http://maaya-kawashima.info/contents_top/contribute_experience/experiences/story02/


以前は辛くて読み返せなかったけど、今は淡々と読めるほど逞しくなりました(笑)
たまに自分でも読み返してみるのですが、確かに当時のJWも親も狂っていた。しかし、あの当時の教頭や担任も、今じゃ考えられないほど最低な人たちだったね。あんな教師が学校現場にゴロゴロいたかと思うとゾッとするし、当時の学校現場が暴力や喫煙で大荒れだったのも必然だったかなと思います。


そうした行為が保護者の学校不信を招き、それから数年で学校と保護者の立場は逆転。教師の暴言や体罰が懲戒処分されるほど世間も厳しくなりました。JWも子供への体罰が無くなり、学校行事に対する親たちの考え方も緩くなったと聞いています。今の子供のメンタルは、私の子供時代と比べたら石と豆腐。今の子供は些細なことでも傷付き、鬱やPTSDになりやすい。それだけに、JW親たちも子供の心の声にはしっかり耳を傾けて欲しいと思います。