2016年4月19日火曜日

武田双雲で始まり、相田みつをで終わる

書道家の武田双雲先生のブログで、「そっとしておく」ことと「放っておく」ことの違いについて、ブログの読書たちの意見が綴られていた。似ているようでいて全く意味の違う言葉。そういえば、相田みつをも似たような詩を残していたっけ・・・


そっとしておいて」 ~ 相田みつを

どうかことばを
かけないでください
ただ そっとしておいてください
わたしのことを
ほんとに思って
くれるならば
 
どうかもうなんにも
言わないでください
どうか黙っていてください
わたしのことを
こころから考えて
くれるならば

いまのわたしには
どんなことばも
どんな慰めごとも
役には立たないのです
ことばをかけられると
それだけで心の傷が
痛むんです
 

ただそっとしておいて下さい
ただ黙って
遠くから見ていて下さい
今のわたしには
それが一番いいんです
一番ありがたいんです


どうかなんにも
しないで下さい
ことばをかけないでください
ただ ただ、そっとしてください



隣人が大きな悲しみや苦しみに直面しているとき、つい声をかけたくなる。手を差し伸べたくなる。でも、人は悲しみや苦しみを乗り越えようと必死になるから成長できる。自分の足で立ち上がるから次の一歩が踏み出せる。苦難を克服するたびに逞しくなれる。だからこそ今回は「そっとしておこう」と思っている。・・・とは言うものの、本音はもどかしいの一言に尽きる。

幸せは、いつも自分の言葉が決める

幸せな言葉を出し続けられる人でありたい・・・