2016年12月24日土曜日

クリぼっち

今年のクリスマスは少し変。
今までは「恋人と過ごす日」とか「家族で仲良く」と、多人数を主体としたクリスマスが主流であった。ところが今年は「クリぼっち」なる言葉が生まれ、クリスマス商品も「クリぼっち」向けの商戦が盛んだと言う。ちなみに「クリぼっち」とは、クリスマス+一人ぼっちの略語である。面白い言葉を造るものだ(笑)

私はもともと「クリスマスは無理に祝わんでいい」と考えている。たぶん、JWで受けた教育が影響しているのだろうけど、JWを隠居した今でもその考えに変化がない。キリスト教徒でもないのにクリスマスを祝う、日本の商業主義的なクリスマスに否定的なのだろう。ただ、クリスマスの雰囲気は嫌いじゃない。イルミネーションもクリスマスソングも素敵だと思う。でも複雑。

いつも東京で飲むオフ会仲間の中に、クリスマスは養護施設にサンタ姿で慰問したり、施設に寄付を仕送りしたり、地域の若者を集めた交流団体を主催してる友人たちがいる。元JWでも、そのような慈善活動に積極参加する人って意外と少ない。それだけに新鮮だったと言うか、「私も人のためになにかしなきゃなー」と考えるようになった。

施設や団体への慰問・寄付・ボランティア参加も考えた。しかし、私の中で真っ先に浮かんだのが、カンボジアで出会った「かものはしプロジェクト」の人々。貧困層の子供たちや人身売買で売られた女性を救出し、教育と技術を与えて大人にするプロジェクト。そこでは日本人の若いスタッフたちと、目をキラキラさせて教育を受ける子供たちの姿があった。JW時代に「奉仕」とか「ボランティア」と言う言葉を、安易に使っていた自分が恥ずかしくなる光景がそこにはあった。

最初は3人の大学生が数万円の資金で始めた活動も、今では200人以上のスタッフが1億近い資金で活動する団体へと成長している。カンボジアだけでなくインドにも支援の輪を広め、子供や若者の教育以外に、警察官を育成する活動にも力を入れているそうだ。

・・・そんな訳で、私も今月から「かものはしプロジェクト」のサポーター会員になり、寄付の定額送金を始めた。日本でクリぼっちの私から、カンボジアやインドの子どたちへの細やかな、そして非常に微々たるクリスマスプレゼント。

さて、来月からは少し忙しくなる。肉離れで大好きだった登山を止めてから7~8年。すっかり落ちてしまった体力を戻すべく、来月からジム通いを始めることにした。まずは週二回の教室に半年通うことで会員資格を得られ、以後は自由にジムの機器を使用することが可能になる。市営のジムなので料金も良心的、場所も自宅から徒歩数分でめちゃ便利。体を絞ってまた立山縦走登山に行きたいものだ・・・。