2016年12月4日日曜日

私の職場で高校時代の恩師が、地元の郷土史を生徒に教える特別講師をやっている。その授業の一つとして、地元の藩主だった井伊家のことも教えている。恩師は井伊家の家老をやっていた家系であり、井伊神社の管理委員長さんでもある。

今回の授業にて、井伊家に伝わる太刀を二振り持ってこられたので、授業後に私も触らせて頂いた。徳川四天王の一人、井伊の赤鬼と呼ばれた井伊直政の愛刀であり、本来であれば国宝級の立派な太刀だ。しかし、刀が国宝指定されると、預け先の史料館から気軽に借りられないため、あええて国宝指定を断っているそうな。

来年のNHK大河ドラマ「井伊直虎」に関係した企画展で展示するため、来月には東京へ行くことになっている貴重な太刀。それを気軽に触らせて貰えて感謝感激。ただ、実際に人を斬った記録のある刀と言うものは、刃先を見てるとなんとも言えない無気味さを感じる。

さて、週末は再び上京してオフ会。久しぶりに多くの初対面組と会えるので楽しみ。なかには辞めたてホヤホヤな二十歳の若者もいるそうで、昨今のJW事情を色々聞いてみたいものだ。

戦国時代の刀は意外と軽く実戦向き。女性でも軽く持てる。

刀の外箱。ステッカーは史料館の整理番号。

外箱の金具。井伊家の家紋、橘の紋様。ちとピンぼけ。