2016年5月2日月曜日

縁とは不思議なもの

今週末、かつて同じ会衆で学んだ子と地元で飲むことになった。正確には我が家に泊めてあげ、飲み明かすことになった。…とは言うものの、彼ってそんなに酒強くなかったような(^-^;

彼の子供時代は名探偵コナンみたいな外見で、とにかく真面目であまり笑わない子だったと記憶している。同じく真面目な妹さんと御両親の四人家族で、彼のお父さんとは大会の自発奉仕で何度も一緒に働いた関係だ。そして同じ県職同士だった。ただ、現役時代に息子の彼とは特に仲良かった訳ではない。ずっと年下だったし、共通の話題も無かったし。それが十数年後に同郷の戦友になるとは夢にも思わなかった。

彼の家族は父親の転勤で私の会衆を出ていかれたが、そこで終わったと思っていた縁が、アメブロを通して十数年ぶりに復活した。その時の驚きは今でもハッキリ覚えている。広大なネットの世界で、ついに同じ会衆の人と再会できた!という喜びは本当に大きかった。とても狭い元JW世界なのに、知人と再会するまで何年もかかった。彼とはその後も何度かオフ会で会い、直接電話やlineのやり取りで話す関係が続いている。彼は何年経っても、真面目で真っ直ぐな青年のままであった。

今回も話したいことが無数にあるのだろう。聞きたいことがたくさんあるのだろう。あの世界を出て何年も経った今でも、人生について模索し、人間観察を通して色々なことを真面目に難しく考えている(笑) 結婚寸前だった彼女との別れが切っ掛けで、親や自分について真剣に悩んでいる彼を見てると、影ながら応援したくなる。弟がもう一人出来たような気分だ。

彼とは宗教感が似ていて、元いた世界に対する考え方も「組織嫌って人を憎まず」だ。いわゆるアンチ派の元信者とは異なり、強い憎しみや恨みの感情も特にない。だからこそ戦友としても話が合う。同郷の友としてスタンスが同じなのは嬉しいことだ。